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そう簡単にホームドアなんて言わないでください

最近、人身事故とか起こるとどうしてもホームドアと言う言葉が出てしまいますが、それはおかしいのではないのでしょうか?
それではどうぞ!

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なぜホームドアの設置が進まないのか?
ホームドアの設置は現状でも上手くいっていない。JR東日本でも設置は山手、京浜東北線と新小岩程度、それ以外でもホームドアの完全設置は難しい状況だ。ちなみに現在、全線にホームドアを設置している鉄道事業者は一部区間軌道路線と地下鉄を除くと首都圏新都市鉄道と埼玉高速鉄道しか設置されていないのだ。
それではなぜ、ホームドアが設置されていないのか。それには複数の理由がある。
(なお、この記事ではホームを完全に覆わない可動式ホーム柵が中心であるが、解説のしやすさを考えて、全てホームドアに統一することとする。)

設置費用が高額
当然ではあるがホームドアを設置するためにもお金がかかるもので設置費用はだいたい1両1億を少し下回る程度が相場である。そう、ホームドアを設置するのは鉄道車両1編成を購入する金額とほとんど変わらないのである。しかも、そこからランニングコストとしてホームドア開閉にかかる電気代がプラスされる。そのためホームドアの設置が進まないのである。現在ではホームドア設置に補助金を出しているのであるが後述の理由もありホームドア設置には壁がたちはだかる。

効果が望めない!
もし現在普及しているホームドアが設置されても起こってしまうのが人身事故だ。以前、ホームドアが完全設置されているつくばエクスプレスで人身事故が起こったことは記憶に新しいことだと思う。つくばエクスプレスには人身事故を対処するためのノウハウが無かったため長時間運転を見合わせた。このように、南北線のような完全なホームドアを設置しなければ人身事故はどうしても起こってしまうし、駅間の踏切や線路侵入による人身事故は無くならない。そのためホームドアの導入が進まないのである。当然であるがホームドアを設置したのに人身事故が起きているのはどう言うことかと株主に追及されかねないし、投資効果が無くなるため会社の評価に影響をおよぼす。現在南北線のようなほぼ完全に覆うホームドアを設置しているのは南北線とゆりかもめ、京王線の布田(んまぁ理由が違うのだが)、中部国際空港、ニュートラム、ポートライナー、六甲ライナーしかなく、設置予定も東上線の池袋しかない。このようなホームドアの設置費用は1両1億では済まされず、プラス1億以上はかかるものだと考えて良い。費用に対して効果が無いことをやるのは利潤を求める株式会社ではあまり求めない。そんなわけでホームドアの設置は一向に進まないのである。

設置が大変!
ホームドアの設置がテレビで良くやっていますね。ホームドアを設置するには電車に乗せて駅まで運んで設置して試運転してスタートって言う流れで一見すると簡単だと感じられる。私は、このようなホームドア設置に対するマスコミの取り上げ方がホームドア設置を容易に連想させてしまう原因になっていて、この問題が起こらせた張本人だと思われる。ホームドアを設置するのなら簡単であるが、それ以前の下準備は忘れてはならない。
まず、ホームドアを設置するためにはホームドアを固定する穴が必要となる。当然ながらこれは寸分の狂いもなく空けていかなければならない。そうしないと、ホームドアがガタガタしたり、動いてしまうからだ。それにはもちろん、技術と期間がかかる。そして、ホームドアは1セット約400キロもある。それがホーム上、しかもホームの端に半永久的に設置されるため、その重さについて対策を取らなければならない。ホームの端と言うのは電車が来たときにホームの下に逃げれられるようにスッカスカになっていることが多い。そこにホームドアを乗せるのならば、補強が必要である。しかもこの下に更に地下道などの構造物がある場合、そこから更に下の層の補強工事が必要になってくる場合が多い。そのため、ホームドアの設置にかかる工事はかなり大きくなる。だから、ホームドアの設置は進まないのである。

行政が良く思ってない
ホームドアの設置に横槍を入れてくるのが行政である。補助金を出す側がどうして拒むのかというとバリアフリーである。
現在、バリアフリー法ではホームドアも設置奨励が敷かれているがエレベーターなどの昇降機器は設置義務となっており、エレベーター等をを優先的に取り付けなければならないのだ。バリアフリー未対応なのにホームドアだとは何事だ、と言うことである。そのため、エレベーターやエスカレーターの設置を優先しなければならず、そこに投資をせざるを得ず、ホームドア設置が遅れているのが現状である。


ホームドア設置が困難な理由があるが、もちろんこれらを乗り越えてホームドアがまだそんなに大々的に言われる前からホームドアを設置した路線も存在する。さて、一体どうしてなのでしょうか?

大体は、契機作り
ホームドア黎明期に設置が完了した路線はなぜ設置できたかと言うとワンマン、ノーマン運転である。ワンマン運転の場合は、4両までならワンマン運転を行うのは容易なのだが、5両を超える場合、それなりの安全対策が必要になってくる。無人運転の場合も然りである。その時にワンマン運転を行うべく安全対策としてホームドアを設置したのである。これは設置したと言うよりも、ワンマン運転をするために設置せざるを得なかったと言う方が正しいだろうが。
このように、以前も言ったように物事には現状に基づいた契機が必要であり、そうしないと動かない。今、ホームドア設置が加速しているのは、ホームドア設置に動く風潮が高まったからではないのだろうか。

まとめ
株式会社は利潤を求めるものである。よっぽどのことが無い限り費用対効果が少ない投資をしない。その投資がホームドアなのである。ホームドアの設置には費用や労力がかかるのではあるが、これは鉄道会社は求めていないのだろうか?と言うことである。だからこそ、何らかの補助や運動をしないと動いてはくれない。そして、ホームドアの設置は簡単だからどんどん設置しろと言う声もある。しかしホームドアの設置にはその裏で費用や手間がかかっているので違う話である。本来ホームドアを自力で設置するのであれば大きな称賛をすべきぐらいの値である。ただ、それがスタンダードとなってしまっている現状だと、ホームドアの設置は難しいのではなかろうか。
ご覧いただき、ありがとうございました。

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